速度

僕の場合、物事を考えるのは移動中に行うのが一番良いです。
なんか一番頭が回転します。
もちろん机に向かって紙と鉛筆で手を使って考えるのも効率が良いのですが、その作業はどちらかと言うとまとめる時や詳細を詰める時に向いているらしい。

移動しながら頭の中で色々考え、企画を思いついたり、アイデアが湧いたり、方針を決定したりする事が殆どです。
仕事でも移動中に方針や納まり、段取りを考え、机に向かったらそれを形にするだけが多いです。なので机に向かっている姿はあまり真剣で無く、淡々とやっている感じらしい。

仕事では特にそうですが物事を決める時や造る時は考えている時間が長く、実際に作業している時間は段取りさえしっかりしていれば短い事が殆ど。そして経験すればするほど、前段階で考えて検討する事が重要になってきます。

移動と言っても、車・自転車・電車・歩き・走りなど色々な方法があり、その方法によって感覚が変わります。車・自転車は運転しているので考える事に集中出来ないが、電車だと逆に集中出来過ぎて深みにはまってしまいやすくなる。移動中の思考は詳細を詰めるのではなく全体を考えるので、アイデアが浮かぶかが重要で、その為に刺激となるきっかけが必要になる。僕の場合はそれが景色であり、五感らしい。

移動することによって景色は変わって行くが、自分の進む速度によって変わる景色の印象が変わってくる。車・電車では速度が速い為に近い景色はめまぐるしく変わり認識できず、大まかな遠景しか把握できない。また、入ってくる情報量が多い為に自分の脳と感覚がそれを処理できず、半分以上がそのまま抜けていく感じがする。
その点、歩きや走りだと処理速度に対応できて良い。体を動かす事で五感全てを使っているので、景色だけでなく匂い・気温・音・空気・雰囲気などからきっかけを掴める。どうやら僕の場合は目からの情報より他の情報の方が思考に都合が良いらしい。

走る時はしないが、一人で散歩する時などはメモ帳を持って、時々休憩がてら記録していくと結構な量のアイデアが貯まる。家に帰って見返してみても、寝しな・寝起き・酔った時の良いと思ったアイデアが冷静になった時にそうでも無い場合と違い、結構それなりに使える事が多い。

人それぞれ適応が有ると思うけど、動かないで机に向かって考えているのと、動いて考えているのでは、やはり動いた方が脳も活発になると思うし「覚える」でなく「考える」ようになると思う。