世界の空き家対策 – 米山秀隆 編著

タイトル通り世界の空き家対策について書かれている。アメリカ・ドイツ・イギリス・フランス・韓国の対策を説明してくれている。

 

イギリス・フランス(だっけな?)では別荘は空き家としてみなされないとか、海外の施策と根拠を説明してくれているので参考になる。因みに日本では別荘も空き家扱い。因みに日本の別荘(2次的空き家という)は2019年国交省発表で38万戸。

 

日本は明治維新後に色々な法律が出来て、戸籍や土地についてもその時に基本方針が制定されている。その後時々で改正されているが、根本は変わらない。当時のフランスの考え方を取り入れている。

現代ではフランス・ドイツの方針が参考になるが(この2つは似ていない)、両方とも実施や不履行に対する考えがしっかりしているところが日本と違う。簡単に言えば、法律と不動産などの民間の規則がしっかりと結びついている。

 

個人的にはどんなに海外の例を学んでも、この法と民間の関連や不履行への対策をとれる様にしないと何もならないと思う。

凄く大変で難しい事だが、それへの動きや考えを示していかないと隣の芝生は青く見える状態で、いつまでも憧れや参考・勉強で終わってしまう。

 

空き家・空き地・土地・相続・贈与・登記・不動産売買・建築など、これらは複雑に関係していて、どれか1つの問題に対して複数から考えていかなければならない。もう既にそのくらい関係性が出来ている。僕は一応建築で空き家を考えているけど、少し建築から出て考えるだけで気付く事は多い。そしてその考えを学ぶと建築にも役立つ事が多い。

自分の範囲を拡げる意味でも、吟味された情報は多い方が良い。そういった意味でもこの本は海外事例を知る事が出来る。