1月28日にKEY OPERATION INC. / ARCHITECTS 小山さんの内覧会に伺いました。
RC4階(地下1階+地上3階)の住宅で200㎡くらいのボリュームです。
案内の画像ではもう少し大きい建物かと感じましたが、実際には住宅レベルの大きさです。この規模・用途・形態などと、実感する大きさにズレを感じたのが面白かったです。現時点で「何が」と説明できませんが、大きい様で小さい様でという感覚を持ったのは良い兆候だと思います。

最初に案内写真を見た時から気になっていた事が2点あり、立面と周辺との関係と内部(プラン)との関係です。様式などを正確に把握していないですが、私はこの立面に古い欧州の建物を感じてしまいます。16世紀とかの組積造の教科書に載っている様な建物です。そして私はその様な建物に疎くて、自分の中に無い感覚です。
よってこの様な立面は、どの様な考えからデザインされたのかすら分かりません。今までだったら興味が湧かなくて内覧会も参加しなかったと思うのですが、昨年に小山さんのお話を伺い、他の作品も観たりしていて興味が湧きました。この様な経路で新たな興味が湧くのも良いと思おもいますし、自分の事ですがこの感覚はなんとなく嬉しいです。
最初の「周辺との関係」ですが、私はこの場所だから成り立っていると思いました。この敷地周辺の建物の個性は強く、派手ではないけどみんな強く感じます。よってしっかりとデザインされた建物で無いと周囲に負けてしまうと感じました。色々なデザインの方法が有りますが、一定のレベルまで行かないと周囲に馴染まないエリアだと思います。その様なエリアなのでこの立面は浮いていないと感じました。逆に郊外の普通の住宅地だったら、バランスが取れなくて浮いてしまったと思います。

「内部との関係」は「思ったより内部から窓は気にならない」と思いました。これは内部空間の性質とも関係すると思いますが。今回は内部に大きな壁面を必要とされる空間を用意する設計をしていないと感じました。よって壁面より家具・収納・開口部を優先して、むしろ外部からの視線・内部からの視線をコントロールする開口部を調整したのだと思います。(確か設計意図にも似た事が書いてあったと思います)
この様な事は今回の建物ボリュームだから理解しやすかったのだと思います。
百聞は一見に如かずではないですが、やはり体感する事で理解がしやすいと思います。体感したことで疑問に感じていた事は理解できましたし、新たな疑問も出てきました。このようにして少しずつ理解が深まっていくのだと思います。
他にも少しですが小山さん・スタッフの方とお話をする事で知れた事も有りましたし、他の事でも凄く面白い繋がりが有りました。
あとこの窓の水切りですが、凄く前にゼネコンの監理担当のベテランの方(今だと80歳くらい?)に教えてもらった納まりと同じです。端部を上げる形になっていて、横からの雨垂れが無くなり壁面が汚れない納まりです。私も教えてもらってから色々と試してみましたが、コストの関係で実現した事は有りません。実現しているのを見るのは初めてだと思います。
