源頼朝 - 山岡荘八
ISBN:978-4061950016
鎌倉幕府を作った源頼朝。武家政治を始めた人でもあります。
元々歴史が苦手な僕としては、この本を読んで源頼朝が、
・鎌倉幕府の創設者
・武家政治を考えた人
・北条政子の夫
などなどを知りました。
やはり学校の勉強では関連項目が少なくて、なかなか覚えていないものです。
最近戦国以前の歴史に興味を持ち、平家物語を読むと源氏が出てきます。
少し調べると「源氏物語」は違うらしいので、源頼朝・義経に興味が出てきました。
むしろその他は知らないと言った方が正しいかも。ぎりぎりで平将門くらい。
平家物語でもそうですが、平家・源氏の人々は有る程度の地位がある状態から登場して、生い立ち等が解りません。まあ、このくらい昔の話だとかろうじて存在や行った事が残っているくらいで、性格等が解るとは思いませんが…。でも読むからには楽しんで読みたいし、それこそ作者の技量を楽しみたいので人格をきちんと確立させて欲しいです。
それこそ信長・秀吉・家康などの人格もどこまで正しいか解らないですから。
そう言った意味ではこの本は生い立ちから書かれているので、源頼朝を知るには丁度良いです。しかし終わり方が不満です。平家物語では源氏の事は壇ノ浦で終わっています。それ以降は落ちていった平家の姿が書かれています。(12巻本の場合)よって、勝った後の源氏の行く末は書かれていません。平家物語だから当然ですが。
僕としてはそれ以後を期待して読んで行ったのですが、源義経が木曾義仲を討つ所で終わってしまいます。平家物語の終わりにもたどり着いていない…。
有る意味「平家を滅ぼした者」として重点を絞った本ですが、そういった場合は源義経の方が正しいような気がする。しかし、源頼朝と言う人のイメージを確立する事が出来る小説なのは確か。
読むと逆に中途半端感を覚えるけど、それ以後に源氏関連の本を読むには読んでおいた方が良いと思う本と、位置づけが微妙な本です。