坊ちゃん

坊ちゃん - 夏目漱石
ISBN:978-4087520071

確か中学1年だかの夏休みの宿題の読書感想文で「我輩は猫である」を読もうとして、3ページくらいで挫折した覚えがある夏目漱石。確かその時の本はなぜかどこと無く当時の文章に近くて、古文が苦手な人間には苦行に近い覚えが有ります。

それなりに本を読んできて、一応は読む技術も、最低限の古い文章も読めるようになったので、今ならそれなりに読めると思って手に入れたら完全に現代語訳でした。まあ、読みやすいから良いけど。

最近文豪や古典?を攻めようと思い、知っている名前を手当たり次第に読んでみる事に。
夏目漱石では評判の良い「坊ちゃん」を。
何故か全然関係の無い漫画で「これは坊ちゃん(ぼっちゃん)では無く、『ぼうちゃん』ではないか?」と言う言葉が拭えなかったのもあります。

読んでみると確かに読みやすい。
文章の流れも良い。
しかし読み終わると「へ?」「うーん」「で、なに?」となってしまう。
やはり文学とはこういうものなのか?

最近の文学と言って正しいのか、村上春樹や、価値観・思考法の違う海外の文学を読むとそれなりに読後に感じたり考えたりする物があるが、日本人で古い考えの上に今がある状態にいるからと言えるのかわからないけど、読み終わって感じるものは既に理解している感が強い。
それこそ極端だけど、明治維新から戦後までは日本がとても早い速度で動き変わった時期なので、それに伴い革命・啓蒙・変化を求める文学もそれと共に新しくなり評価されて斬新なものとして残るけど、全てが整った時代に生きてきた人間にとっては新しくなく発見が無い。知識として発見や言論の勇気などは理解出来るが新鮮さは無い。これが良い事か悪い事か、それを考えることこそが文学なのか?元々理系で文学とは無縁に過ごしてきた人間としてはわからないけど。

感想としては「四国行きたくなった」