小さい頃に読んだ本(学研など)では21世紀の予想図みたいなものが描かれていました。
リニアモーターカー、チューブのような道路、空を飛ぶ車…
もちろんまだ実現はしていません。
しかしそのイメージが強いのか、近代化とは積層されているイメージがある。
道路の上をまたがるように建っているビル、螺旋のチューブのような道路、いくつもに重なる道路・鉄道・歩道。
動線が絡み合っているイメージ。
今でも新宿西口の立体交差郡(元の浄水場の地形を生かしたまま計画したため結果的にそうなっただけですが)、高速道路のインターチェンジ、幕張の立体交差…、種類の違う動線が積層されているものに未来の匂いを感じる。
しかし現実には建物、道路、歩道、鉄道など各動線の管轄が違うのでそれらが積層することは少ない。
例えば道路上に建物を建てる時(連絡通路など)は、通常の建物を建設する時の手続きの他に公聴会を開催したり、審査会を開催したりと色々と大変になります。
建築基準法上では3行程度で簡単にしか書いてないですが、実際には相当分厚い書類を作成する必要があります。
鉄道の上に建設をするに当たっては法令にも載っていなく、その手続き方法から役所に相談しなければいけない状態。むしろ行政のどこの部署に行けば良いかすらわからない。
このように昔見たイメージを実現するには結構大変で、国のシステム上も障害が多い。しかし都心などでは既に土地が無く、次のステップに進むには積層させるしか無いと思う。
1960年頃に建築家達が発表した都市計画も積層化が基本となっている。人間が住むスペースを高層化させ、それによって空いた土地を自然として環境との共生を図る。基本の考え方はとても単純です。
その時か現代まで、近代化のイメージはあまり変わっていないような気がする。
実際にはチューブのような道路は出来ないと思いますが、都市が積層化していくのはこれからの流れだと思います。