最近仕事でよく世田谷区役所に行っています。
母校がすぐ近くなので懐かしい感じです。
よく飲みに行ったとても安く汚い食堂は無くなり、校舎も増築されて自分が通っていた頃と大分変わりましたが、全体の街の雰囲気は昔のままです。
学生の頃はあまりに近すぎてまともに見たことが無かったのですが、世田谷区役所はル・コルビュジェの弟子の日本人建築家である前川國男の設計ですし、近くには地名の由来となっている松陰神社があります。
世田谷区役所は外見のコンクリートの荒々しさに反して、細かい部分まで考えられたディテールとプランが高い次元でリンクしている名建築です。老朽化や耐震のために所々補修されており完全にそのままの姿を残してはいませんが、今でも十分オリジナルの雰囲気は味わえるので見ていて楽しいです。
区役所については今度時間が有る時にじっくりと見ようと考えているのですが、先日少し時間が有ったので、地名の由来となっている松陰神社へ行ってきました。

松陰神社は幕末の長州藩士である吉田松陰を祭ってある神社です。
吉田松陰はペリーが来航した時にアメリカへの密航を企て直接交渉しに行ったりとかなりの開国論者で行動派です。その後その罪のため幽閉されていた時に父から松下村塾を引き継ぎ、その後明治維新前後で活躍する伊藤博文、久坂玄瑞、高杉晋作などを教え多大なる影響を与えています。
師匠が相当な過激派ですから、弟子も負けず劣らず過激派です。
「維新の爆薬庫」と呼ばれた長州藩の大元でしょう。

神社自体はもちろんそんな過激派の気配は感じさせず、とても落ち着いた雰囲気です。しっかりと管理されているのか、境内もとてもきれいです。

境内の端の方にひっそりと墓もあります。周りに色々と慰霊碑などがありにぎやかに見えますが、墓自体はとても質素です。

また境内には本物ではありませんが松下村塾と同じものが建てられています。とても小さい小屋ですが、ここから日本を変える志士達が育った事を考えると、教育と言うのは心なのだと教えられます。
立派な校舎を建ててばかりいる裕福な私立学校に見せてやりたいです。

軒の高さは一間位でとても小さいです。しかし日本人の寸法になっており、居心地はとても良いです。なんか屋根などを含めた全体まで手が届く感じがしてとても暖かいです。
自分でもこういった小屋を建てたいですねー。
しかし学生時代から明治維新頃の歴史は好きだったのですが、なぜ一度も訪ねなかったのかが分かりません。近すぎたからだったのかもしれません。今回訪ねてみてもっと早く訪ねていたらと思いました。
このような身近過ぎて訪ねていない所はたくさん有るので、色々調べて時間を見つけては訪ねようと思います。
松下村塾の建物はかなり忠実にコピーされているという噂を聞きます。現地の石とかを拾ってきてやっているとかいないとか。でも床の間がど真ん中にあってみたことないようなプランです。毎年10月あたりにやる幕末維新祭りでは、ここの建物を使って野外劇をやります。雰囲気あっていいですよ。
松蔭神社ってどうしてか分らないけど大分儲かっている様子です。毎年どこか工事しているし。
>>kagamiさん
そうなのか、そこまで忠実に再現されているならもっとしっかりと見てくれば良かった。プランとかもそんなに真剣に見なかったし。
最近週2くらいで世田谷区役所に行っているからまた今度見てこよう。
幕末維新祭は初めて知ったよ。面白そうだね。野外劇までは調べられなかったけど、基本劇は好きだから見に行きたい。
松陰神社は多分幕末志士の子孫からの寄付が大分有るのではと思います。長州藩の維新後に伯爵などそれなりの地位に着いた人は殆ど吉田松陰の弟子みたいなものなんじゃないかな?
ちなみに俺も行った時、おみくじ引いて貢献してきた。
地名ではないね。駅名ね。
>>マナリシ
確かにそうだ。でもまあ、似たもんだw