自分は学生の時は建築思想・理論などは興味が無く、技術と出来た建物を評価する事に興味が有りました。
なので建物に芸術性が有る無しに関わらず興味が有りましたし、実際にどうやって造っているのかなどに興味が有りました。
そういった意味でも最初に働いた事務所が施工的な考え方が強かったのは良かったと思います。
しかし色々キャリアを積み、考え方が固まってくると自分の方向性が見えてきます。
やはり自分は建築家としてやっていきたいですし、現在はそのために勉強しています。
実際に勉強し始めると色々な事を学ばなければならないことをまず知ります。
建築思想、基本寸法、材料の性質、施工方法、コスト管理、工程管理といった建築の事はもちろん、事務所経営、マネージメント、デザイン手法、パソコン技術…挙げていったらキリがありません。
学生時代は興味の無かった建築思想・理論にも行き着きます。
最初はあまり哲学的な事を語らず、施工的な事まで言及している安藤忠雄から入っていきましたが、ル・コルビュジェやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエの三大巨匠はもちろん、日本の巨匠で有る丹下健三、その弟子である磯崎新、黒川紀章、槇文彦の世代や次世代の伊藤豊雄といった正統派へと続いていきます。
どんな分野でもそうですが、歴史を知ることは重要です。
それと同時に同世代の思想も知る必要があります。
まだあまりまとまった文章にされていませんが、同世代の文章も目を通します。
しかし色々学んでいて痛感するのは「建築以外の知識の必要さ」です。
古建築の話になれば、その時代の政治状況や文化を知る必要が有り、それはその時代の天皇や将軍、文学作品や宗教などを知る事です。
建築思想の話になれば、その大元には哲学や現代思想、アングラ文化などのからの引用があります。
どんどん裾野が広くなっていきます。
今のところそれらは自分に興味が有ることなので良いですが、どこまで広がっていくのかが不安です。
まあ今はただ、がむしゃらに知識を身につけて行きたいと思います。