表参道

先日は友人の結婚式で青山辺りに。結婚式自体はとても良かったです。

で、久々に訪ねた表参道を少し。

 

表参道に行く場合は殆ど仕事関係です。よっていつも楽しむ感覚で街を歩くのでは無く、建築的な目を持って街を歩く事が多くなります。その視点から見ると表参道はやはり商業の街で走り続け無ければいけない街です。裏側の方には個人住宅も有り、そこでしっかりと住まい方を確立している人もいますが、その様な家々も住宅地として住んでいるのではなく、商業地の中に住む事を楽しんでいるものだと感じます。

 

表参道の商業的な特徴はどの商業地にも言えることですが、個人の意識を理解しない内に巻き込み華やかな空間を提供し続ける街でしょうか。しっかりとした方針を持たないで発展してきた渋谷、新宿などと同じく、そこの所にある意味の古さを感じる部分は有ります。

 

しかし銀座、丸の内などの様に大人の街を目指している為に様々な建築的挑戦は有ります。有名企業の旗艦店が進出し、最先端の建築的思考で建てられた建物が多くなり、少しずつ大人の街へ変化しています。昔の原宿を象徴するような若い人は竹下通りに封じ込めているようです。

街の骨格は明治神宮を建立した時に形成されたと思いますが、ケヤキ並木が強く、また明治通り、青山通りと大きな強い区画があるので、そのイメージが強いです。そしてその中心に同潤会アパートが永くシンボルとして建っていたので、街の雰囲気は当時のものを引きずっていて、現在でも同じ場所に建てられた表参道ヒルズが引き継いでいます。そういった部分ではやはり表参道のイメージは同潤会が創り出していた雰囲気で、その雰囲気の継承に重点を置かれた表参道ヒルズが現在も強い力を持っています。その意図が成功した意味でも、意識下には安藤忠雄の影響力を感じます。元々安藤忠雄の公に発信する考え方は難しく無く、尚且つとても単純で筋が通っているものが殆どです。それだけにとても強固で、浸透も早いです。周辺には世界的にも影響力の大きい大御所系の建築家が頑張ってますが、敷地の歴史、ボリュームの差も有り覆す迄には至りません。

若手の建築も意識や建築主の意向も含めてやろうと思っている事や出来た建物の内容は理解できますが、まだまだ納得した結果を残していないと感じます。具体的にどうしろと問われると立ち止まりますが、何かは出来ると思います。

 

まあ、面白い街です。個人的には縁の無い街になると思いますが、意識としては繋っていると面白い街だと思います。