友人が民家再生なども手がけている事務所に勤めていて、そのワークショップに参加することなども視野に入るようになってから、民家の勉強を少しずつしています。
勉強と言ってもまずはネットで調べて、資料を集めて、それらを理解することと言う、完全に現代の勉強方法ですが…
しかしたまたま見つけたページで自宅の近所にも民家があることが判明したので、折を見て見学に行こうと考えています。
やはり「百聞は一見にしかず」現場が一番です。
殆ど人には言っていないのですが、個人的に民家はとても興味の有る分野でした。
しかし殆どの人は民家の構造や工法などに興味を覚えると思いますが、自分の場合はプランに興味が有ります。
と言うのも、戦後からの建物の平面プランの流れは系統立てて理解することが出来るのですが、それ以前の平面プランと言うのはあまり見かけません。
京都の町屋や江戸長屋などある部分では有るのですが、それでも一般大衆が暮らしていた建物の資料と言うのは少ないと思います。
一般的に大学などで習う建築学でも、神社形式、寝殿造り、数寄屋造り、茶室などどれもその時代の富裕層の暮らした建物です。
個人的にはその時代に民衆がどのような建物で、どのような暮らしをしていたかを知りたいのです。
これは自分のテーマである「住宅プランの歴史」を完成させるために必要な事だと捉えています。
近い歴史でも、
・戦後アメリカ式住宅の考え方が入ってきてリビングが導入される
・リビングと各人の個室と言う考え方が主流になる
・応接間の必要なさに気づく
・和室の必要性に疑問を持つ(進行中)
・子供部屋の考え方が変わる(進行中)
・個室の必要性が問われる(進行中)
などと少しずつ流行というか、考え方が変わってきています。
大昔、洞穴で暮らしていた人間が建物を獲得するまで、そしてそれから現代までとても長い年月を経ています。
恐らく洞穴で暮らしていた時は、水が入らないように少し高台の洞穴に暮らしていて、最初は入り口に何も無かったものが、何かのきっかけで木の葉や板をドア代わりに立てかけたと想像します。
洞穴の中も、土のままでは寒いので、木の葉を敷いたりして暮らしたと思います。
この木の葉などを敷いた事がプランの発祥になっていると思います。
洞穴内全体に敷物を敷いたかもしれないですが、その中でも敷物の質に拠って床に上下関係が生じたと思います。
良い部分が寝る場所になったのか、偉い人の座る場所になったのかわかりませんが、このようにして少しずつ生活環境というものが形成されていったと考えます。
洞穴から竪穴式住居、しかしそこから民衆がどんな建物に住んでいたのかが判りません。
自分の勉強不足でもありますが、今まで建築の勉強してきて習った覚えもありません。
現代の建物の成り立ち、工法、仕上げなどそれぞれには理由があり、それぞれに対して説明できる部分もあれば出来ない部分も有ります。
しかしプロとして仕事をしていく以上、出来ない部分は減らさなければならないと思います。
現代あるものを説明するには、その前の理由があります。
物事はそれの繰り返しで、理由を求めるとどんどん昔に還っていきます。
そのような理由の宝庫である民家は本来最初に学ぶべきものだったのかもしれません。
自分の場合は民家の勉強だけでなく、それを現代建築に生かそうと思っているので欲張りです。
とりあえず民家に対して入り口に立ちました。
これから頑張って学んでいかないとです。
燃えていますね。是非WSきてくださいね。
次回は真竹伐採WSです。お知らせは行ってますよね?
ベタですが、川崎民家園に行くといいですよ。
江戸東京建物園より遥か昔に焦点をあてた見学施設です。
江戸初期からの民家からまとめて移築して公開してます。
全国的に一般民家という意味としての木造は室町時代ぐらいのものまでが現存しているといわれています。
しかしながら、日本の住宅を見据えるとしたときに一般庶民レベルを見たいと思うのは当然ですが、残っている民家はそのすべてが庄屋級なので、一体昔の一般人の家はどんなんだった?というのが永遠の謎だと思います。
聞いた話ですが明治時代でも掘っ立て柱の集落はあったといわれるぐらいですし。
WSのお知らせは届いています。
現在かみさんの参加を確認して返事を出そうとしていますので、正式な返事はもう少しお待ちを。
自分は行きますので。
川崎民家園。初めて聞きました。
ちょっと調べてみます。
江戸東京建物園も知らなかったので両方とも調べて行こうと思います。今年は行動の年ですので。
室町時代と言うと応仁の乱頃かな?その頃の民家の形がわかると自分の思考の中でもだいぶ整理が付きますね。
とりあえずは江戸時代末期から現代までを整理して徐々に遡る事が出来たら理想かなと考えています。
昔の一般庶民の暮らしと言うのは現代では遺跡として伺い知ることしか出来ないのでしょうね。
確かに言われてみれば現存するのは庄屋や豪族などの権力者の建物しか残っていないですね。
一般人の家は永遠の謎だけど、それこそわからないからこそ知りたいってのが欲求です。
明治時代の掘っ立て柱の集落も興味有りますし、その頃には組石造の建物もあるしで生活レベルの差が激しいです。
自分がやる建築は施主の生活レベルに合った建物を建てたいので、一般庶民の生活の移り変わりと言うのは必須になると考えています。
なかなか資料が無くて先に進まないと思いますが、少しずつ頑張っていこうと思います。