強力伝・孤島-新田次郎
ISBN:978-4101122021
新田次郎のデビュー作を含め、初期の作品でまとめられた短編集。
「強力伝」「八甲田山」「凍傷」「おとし穴」「山犬物語」「孤島」の6作品で、その内「強力伝」「八甲田山」「凍傷」「孤島」が実話に基づいて書かれています。
新田次郎に限らず小説家は「小説と事実は必ずしも一致しない」と言います。司馬遼太郎は有名ですが、新田次郎も「武田信玄」のあとがきで同じ事を書いています。
しかしこの本に納められている実話を基にした4話は、そのような事は関係無しに迫力がありすぎます。
確かに正史とは一致しないかもしれません、しかし「同じ事」「似たような事」をした人は確かにいました。そしてその事がこの本には書かれています。極端な言い方をすれば人物は誰でも良かったのかもしれません。都合上固有名詞があっただけで、本当に書きたかった事はその中身だったのではないでしょうか。
この目的と新田次郎の文章がお互い武骨で合っています。
文章についていくつかの批評はありますが、僕はこれで良いと思います。むしろ著者自身はもっと削ぎ落としたかったのかとも思います。
表題作の「強力伝」では180kg超の石を2932mの白馬岳に運んだ強力の話。
「八甲田山」では日露戦争の現地での戦いに備えて雪中訓練をする話。
「凍傷」は昭和初期に富士山に気象観測測候所を建てる話。
「孤島」では忘れ去られた様な遠方の小さな島で半年程、数少ない仲間と気象観測をする話。
どれも人間の極限が書かれています。
人間てきとーに休まなきゃなぁー
>>マナリシ
on offが大事だね。
一応はお互いやる時はやるでしょ?
でもmaxは15年ほど前の江ノ島。それ以来無い。