砂の器-松本清張
ISBN:978-4101109244
松本清張と言うと「点と線」が有名です。
やはり推理小説家になるのでしょうか?
そんな事も判らずに、単に「松本清張」と言うブランドで手に取った作品。
読み終わった後から知ったのですが、映画・ドラマと映像化されてます。それなりに代表作なのでしょう。
元々推理小説は好きで、一貫して箸休めてきな読み方で西村京太郎を読んだり赤川次郎に手を出したりしますが、小さい頃は江戸川乱歩やアガサクリスティー、シャーロックホームズなどを通ってきた人間。一昔前の推理小説は興味が有ります。
一言で言ってしまうと、とてもまじめな小説。
最近の様に演出は無く、淡々と解決に向けて進みながらその間に人間模様があり、謎解きがあります。
時代的風景も有り、文学的に登場人物の内面まで掘り下げて書かれています。
解決方法、謎解きなどはテクニックで有り、結果です。
この当時はそれよりも「書き物」としての格があります。
それだけに読み終わったときは疲れを感じ、考える時間がありました。
推理小説だけれども、現代ではある意味文学や古典になる一冊でしょう。まあ、読まなくても何ともならないですけど。