エントランスとトイレと外部階段

仕事柄建物を見るのが好きです。
と言うか、色々な建物を見て勉強しなければいけないです。
建物を見るときはその建物ごとに見所があるのですが、どんな建物でもエントランスとトイレと外部階段は必ず見るようにしています。
エントランスは建物の顔ですので、その構えがしっかりと出来ているか?その手法はどうやっているのか?そういったものを見ます。
自動ドアのエンジン部分をどのように処理しているか?とか、サッシの線をいかに消しているか?なども気になる部分です。
トイレに関しては普通に何もしなければ良くあるタイル張りのトイレが普通だと思います。
自分の勤めている事務所では所長の方針で「トイレでワインが飲める空間にしなさい」と言われているので、トイレと言えども手を抜けません。
トイレでも清潔感の有る空間で、気持ちの良い空間にしなければいけません。
最近行った建物では、神谷町に有る「虎ノ門タワー」のトイレがとても良い空間でした。
色々廻っていれば気が付くのですが、それなりの設計者が設計した建物はトイレもきちんとした空間になっています。
外部階段については、普通一番手を抜いてしまう所なので、そこまできちんと設計をしている建物は建物全体のクォリティーが高いと考えられます。
普通外部階段は建物の裏にくるので隠れてしまいます。
しかし建っているものなので人の目に触れる事が前提です。
その様な「裏側だけど人に見られる恐れの有る部分」に対してまで気を遣って設計をしているか?そう言う部分が問われます。
外部階段と言ってもそのプロポーションや手すりの納まり、気持ちの良い勾配など、突き詰めていけば感覚の部分になってしまいますが、こだわれる部分は多いです。
現在自分が設計をする時は、エントランスと外部階段に気を付けています。
トイレもそれなりに気を付けていますが、全部を一遍に出来ないのでテーマを決めてやっています。
エントランスの場合はディテールと全体を同時に考えています。
外部階段の場合はディテールを中心に考えています。
両方ともなかなか納得の行く設計は出来ませんが、すでに建っている建物を参考にしながら自分の設計に行かせればと考えながら毎日街を歩いています。