空間

建築をやっていて考える事はどこまで「思想」を入れて良いのか。
いかにコンセプトを守り現実のものとするか。
実際に建つ建物の場合は施主の要望を満たす為に一般的になっていきます。
コンペや自分の修行の為だけに設計する場合は現実味が薄れていきます。
そのように考えている中に空間が有ります。
自分は建物を建てているのか?空間を造っているのか?
空間とは?
部屋単位で考えるのか?全体で考えるのか?
自分の考え方では「空間を集めて建物を建てている」です。
ですから自分の場合はファサードや立面的見え方などはあまり重要では有りません。
それならばインテリア重視なのか?と問われるとそうでも有りません。
インテリアの考え方は自分の中では皆無だと思っています。
建物に入った時に気持ち良いと感じる空間。
建物に入った時に落ち着く空間。
茶室・神社・自分の部屋・実家・田舎の家…
何かを感じる空間は沢山有ります。
最終的に自分は「何かを与える空間」を造りたいのだと思います。
何を与えるかはその時々で違うでしょう。
では「空間」とは何でしょう?
一般的には床・壁・天井に囲まれたものが空間でしょう。
しかし別に床・壁・天井で無くても空間は作れます。
窓や硝子などはそのもっともたる例でしょう。
素材を変えていく方法です。
コンクリート・硝子・木・紙・布・水・鉄…
色々な素材が有ります。
また、人間の感覚を利用する事でも空間は作れます。
紐などで立方体を造ってその中に立てば、その内部だけが空間と感じます。
同じような考え方で、地面に引いた線・風・音…
大きくなると、山々に囲まれた場所・海の中…
自分で造れる空間、造れない空間、どちらも自分は求めています。
造れないならば取り入れる方法で自分の空間とすれば良いのです。
空間=内部
この考えから脱却したら創造は広がると思います。
少しずつですが空間に対する考え方を整理していきたいと思います。

この記事へのコメント

  1. インテリアとエクステリアが融合するってこと???
    ミーには、わからんちん
    しょせんは、空間の始まりは子宮なんでない?
    人間学にも、社会学的にも
    つくれるもんなら子宮を作りたいね。
    オンリーワンであり、いちばんはじめの
    おちついたつながれた場であるし。
    すべての生命がはじめて経験する空間だし。
    鳥類・爬虫類なら卵の殻か。
    そいえば、黒川さんも選挙に出て
    たまごみたいなアクリル窓の車で都内を回ってね。
    おもいだした。
    たまごのいめーじかなあれ。

  2. 簡単に言うと、建物(外側)を造ってから中を構成するか、内部の集合で外側を造っていくか。
    空間=内部(=囲まれているもの)と言う考えから脱却したいと言うのが一番。
    建築的な考え方では建物全体から細部に行くと言う考え方が一般的で、ディテールから全体に行くという考え方は有る事は有るが、少数意見。
    建築的になれば成る程全体から考えると言う手法は強くなる。
    敷地の軸線を探したり、地図から流れを読み込んだり。
    でも自分ではその方法は認めるけど、他の方法も有るのではと。
    偏った考え方だけど、インテリアは表層的で有ると思うし、建築(建物)から切り離して成立する。
    でもそのベースとなる空間は内部。
    その建築的内部を重要視したいと言う事です。
    確かに子宮は一番最初に経験する空間だね。
    目で認識できないのが残念だけど。
    でも同じように落ち着いた空間というのは誰にでも有ると思う。
    それを目指して建築をやっていきたいと。
    建築的に色々哲学みたいなのが有って、自分もその考えに同調する部分は有るけど、最終的には「建物に入った時の空間が気持ち良いもの」だったら良い訳でしょ?と思うのよ。
    建物のプロポーションとか言っているけど、中が施主の要望を満たしていなければ何もならないと思います。
    黒川さんだと円錐が有名なんだけどね。
    自分の作品の中に円錐を入れているのが多いの。
    選挙カーは写真を見てみると、自分の作品の中銀カプセルタワーを流用しているのじゃないかな?
    http://www.mediawars.ne.jp/~m921320/a_map/map_of_tokyo_03.htm
    これも最小限空間を目指したものだよね。
    こう考えると大体考えられるものはやり尽くされている感じだよね。
    最小空間なんてカプセルホテル作っている会社の設計部が一番強いと思うし。
    まあ、話を戻すと、色々な素材で空間を造っていきその違いを認識して行こうかと。
    そんな計画です。

  3. 空間は
    「XYZ座標」
    「日常の時間の流れ」
    「行動の時間の流れ(しーくえんす)」
    までは認識として捕らえていましたが、
    「空間を作り上げていくまでのプロセス」
    というのも、空間の要素に出てくるように感じます。
    実際住み手が住み始めてからは終わっている時間ですが
    あーだ、こーだ、のやり取りの同意の数の多い分だけ
    記憶の中にだけある思い入れ付加価値。
    住み手とかかわった技術者だけが共有できる価値ですね。
    こういうエピソードをもっとクローズアップすると面白い
    だろうけど、良くも悪くも第三者には
    納得できないことももしかして多いかも。
    逆に、実際の当事者だけが共有できる価値だから
    そこまでであるからこそ、そこに価値があるのかも。
    こりゃ、空間の捕らえ方というより、家全体としての
    捕らえる価値になっちゃった。
    確かに、お客さんの要望を受け入れる場合もあれば
    主張を押し通す場合もあります。
    自分としては一方的にはなりませんが
    総合的に判断して、自分からわざと折れる場合もあります。
    中銀カプセルホテル、数年前、ちょっとした知人が
    そこへ住んでいて見せてもらいましたが
    トラップが無い排水だったのか虫がうようよ。
    建物の給排水のPS空間は水がびちゃびちゃしてたし
    建物としては限界だなぁと感じていました。
    でも、お風呂も家具もかなりクラフト的に作ってあって
    今のユニット風な先駆けだけど、見るに新鮮な仕上がり感
    でしたよ。
    あれ、もう壊されちゃった?

  4. 確かに空間は「XYZ座標」と言ってしまえばそれまで。
    しかしその座標のみで表せる事のできる3次元の箱が人間の五感に働きかけてくる。
    個人的には「時間の流れ」からは空間そのものよりも、もう一つ人間側の何かを感じます。インテリア的な感覚。
    空間には構造体のイメージがあるけど、時間には仕上げ的なイメージがある。
    造り上げていく過程も同じで、空間より時間的な「思い出」と言う感じがするね。
    でもそれはそれに関わった人でないと感じる事の出来ない贅沢なものだと思う。
    これは確かに君の言うとおり、空間と言うより家への思い入れだと思う。
    こなしている数が少ないからか、施主と空間の話になった事は殆どない。
    だから施主の要望を取り入れると言うのは殆ど無かったような。
    施主の場合「天井高く」とかくらいでしょ?
    こちらは「天井高く」するのは当然で、「その形態をどうしようか?」で考えているから。
    でも君の場合は施主が強いからなかなか大変そう。
    中銀はよく解らない。
    実物を見た事も無いかも、記憶に無い。
    まあ、あの年代にあそこまでやった事がえらいのかな?
    最初にやった者勝ちって感じ。
    中銀とアビタ67は自分の中から同じアイデアを生み出す事ができたから感動が少ないのかも。