建物を設計する時の手法と言うか、基本として「敷地を読む」と言うのが有ります。
まあその名の通り敷地条件を検討するということです。
法律上の決まり(建蔽率・容積率・高さなど)はもちろん、方位・周辺道路の状態・最寄り駅・近所の人々の流れ・風の向きなど色々と。
この敷地を読むと言うのは普段は普通に行っていて、敷地を与えられたらまず地図を見て周辺状況を確認します。
東京などの密集している場合はそれ程広く見ないですが、地方などになると周辺の山の位置や川の方向などだいぶ広く見ます。まあ場合にもよりますが。
しかしこういった特徴も普通ではなかなかありません。地方の仕事などは少なく、東京の仕事が多くなると廻りは建物ばかりです。
そうなるとせいぜい周辺環境位しか頼りになるものはありません。
背の低い戸建住宅が多いとか、公園が有るとか…
このような時に周辺に高低差が有ると設計の手掛りになるので助かります。
ただ、この高低差も地域によって有る場合と無い場合が有ります。
無い場合はそれこそ何も手探りが無い状態なので取り掛かりが苦労します。
実際には建物が建つ敷地は現実に有る場所で、完全にプレーンな状態と言うのは無いので行けば何かしらのアイデアは浮かびます。
しかし行かないで地図やネットだけで情報を集めるとなかなか良い、敷地に合ったアイデアは出てきません。
時々街を歩いているとデジカメ片手に更地周辺をうろうろしている人がいます。(更地で無い場合も多いですが)
そういった人でちゃんとした服装の人は恐らく不動産関係です。学生や少し崩した格好の人は恐らく建築関係です。
これらの人は上記の様に敷地を見に来ているのです。
見つけても静かにしておいて下さい。