男の作法/池波正太郎

男の作法
今まで池波正太郎の本は歴史物しか読んだことが無いが、エッセイ本も評価が高いので読んでみたかった中、丁度入った古本屋で安く売っていたので手に取ってみた。
内容はタイトルの通り氏が「大人の男」として身につけておくべき事を対話形式で語っている。
テーマも「そばの食べ方」「服装の選び方」や「仕事道具に対する考え方」などから始まり「嫁と姑との接し方」「死への心構え」など多岐に渡り、全てにこだわりが感じられる。
もちろん冒頭に氏が述べているように、単に氏の考え方であり強制するものでないし、今では時代が古すぎて合わないものもある。
ただその根本的な考え方は納得させられるものが多く、現代で減ってきている「常識人」として必要なものだと思う。
巻末の解説にも書いてあるが、出来るだけ若い内に読んでおくと為になると思う。もちろん歳を取ってからでも良いし、女性も楽しんで読める内容。
量も多くなく会話型式である為、小気味良いので気軽に読める。
またこのクラスの作家は誰でもそうだと思うが、文章がしっかりしているので読んでいていらつく事もない。
男の作法/池波正太郎