ヴェニスの商人 - シェイクスピア
ISBN:978-4102020043
「ヴェニスの商人」なぜか小学校ぐらいから名前だけを知っていました。ただ、それが何かは一切分かりませんでした。たまたま古本屋で本を探していたらこの本を見つけ、そこで初めて劇で有ることが分かりました。しかも作者はシェイクスピア。何の人かは覚えていませんでしたが、とても有名な人だというのは記憶にあります。読み終わって解説を読んだ時に、歴史的な劇作家と知りました。
確かに何も予備知識が無い状態で読んでもとても面白い。劇の台本のようなものなので、作中は全てと言って良いほど会話文しか無いのでとてもテンポが良い。(せいぜい各幕の導入で「○○が街に立っている」などの簡単な説明のみ。)
流石に本の場合は視覚が無いので、いきなり最初から登場人物が動くので、各人物の性格をつかみ辛いです。しかし慣れてしまえば、それこそ劇のごとく一気に進んでいきます。
話しの内容は小説と考えるととても単純だが、劇と考えると複雑な部類に入るのでしょうか。しかしどちらにしてもとても面白いです。しっかりと結末もありますし、見せ場もある。上演する事を前提として書かれたものなので当然と言えば当然。本を読みなれた人で、すぐに頭の中で絵を思い浮かべる事が出来る人は、登場人物がとても動くので想像しやすいでしょう。
また、これは好みが分かれますが、解説も面白いです。
劇、シェイクスピアを全く知らなかったから余計楽しめたのですが、解説を読むと劇、シェイクスピア、その当時の時代背景を知ることが出来ます。そして解説本来の作品の解釈、書かれた背景も楽しめます。
劇は見たこと無いですが、恐らく1時間はやるのではないでしょうか?しかし本はとても薄く、短時間で読む事が出来ます。このことからも、劇は台詞だけでなく間や動作が重要である事が伺い知れます。