9/2付けのニュースで、「回転免震ビル」と言う物が特許出願中で、技術的にはすぐにでも可能だとの事です。宴会の時に出たネタをそのままやったのか?と思うような「一瞬思いつくけど、すぐに自ら打ち消してしまう」発想です。これは否定でなく個人的にはとても大事にしている事で、こういった発想から新しい事は生まれるのだと思っています。
本文まで読んでいくとその内容がかなり細部まで検討されている事がわかります。特許出願中なので当然ですが。
もちろんそれらが机上でなく現実で上手く作用するか、採光・避難など建築基準法・消防法などを満たすかなどの問題は有りますが、この発表には単純に「夢」「面白そう」と言ったマイナス面を遥かに上回る力があります。
記事を読んで頭に浮かんだプランだと、基本的に円・正方形・正N角形といった図心と重心が一致かとても近い平面形で、建物の周囲360度からアクセス可能、即ち周囲をぐるっと通路が廻っている状態です。
容積率をぎりぎりまで確保してこの条件を満たすのは、敷地の確保も含めてかなり難しいと思います。
しかし、本文にもありますが、この技術を採用した高層マンションが出来た時には、かなりの人気を得そうです。月単位で窓からの景色が変わるのは凄い魅力です。購入するときに「日当たりが」「隣が」「景色が」などの問題がほぼ無くなってしまうのですから。
でも逆に設計側からしたらかなり困る。
基本的に設計とは敷地の周辺環境は当然の事、太陽の動き・季節ごとの風の向き・建物が出来た時にそれぞれの部屋から見える景色などを考慮して組み立てていきます。恐らくほぼ全ての建築を学んだ人はそのように教わったはず。
どうにか拡大解釈して全方位に同じ考えを当てはめて設計すれば良いのでは?と考えることは出来ますが、かなり厳しいと思います。
まあ、記事を読んだだけですぐに色々と考える事が出来るのは凄いこと。もしかしたら10年後位には当たり前の技術になっている可能性は無くも無いので、頭に留めながら色々と妄想していきたいと思います。
平らな基礎地盤の上にビー玉を沢山並べてその上に建物を置いたような原理なのかなぁ~。ああ、これじゃただの免振構造かぁ。回転っていうだけあってやっぱ軸があるんだろうなぁ。イメージがいまいちつかめない。
電気・水道・ガスなどのインフラが蛇腹で建物に入っている断面イメージの様子は、曳家で家を持ち上げながら生活しているのにちょびっとオーバーラップしました。
>>kagamiさん
基本は免震だからある意味似たような原理。稼動する方向性をつけるためにレールがあります。まあ、それをモーターで動かしているのが凄いですが。
軸は基礎部分(低層部分)にあって、そこが給水だか電気の幹線になってます。排水は最下層に巨大な枡作って処理するような事だったきがします。電気は電車のパンタグラフの技術を応用していました。
曳家は一時的だからどうにか成り立ちそうだけど、これはずっとだからその設備技術はかなり困難しそうだけど。