磯崎新から安藤忠雄

最近磯崎新の本を読むことが多くなって、いろいろ勉強させてもらっています。
磯崎アトリエからの出世頭は青木淳だと思いますが、作風をみているとあまり感じられません。
この思いはまだ自分が両者の作品を見る数が少ないからというのも有ります。
磯崎新の作品の特徴としてプラトン図形の導入というのがあります。
幾何学模様の導入です。
現代建築の場合、円・直方体・立方体・球など幾何学から形態を考える手法がとられることが多いです。
基本的に空間をプレーンな空間にするために、図形のもっとも単純な形をモチーフにすることは多いです。
おそらく殆どの現代建築家は幾何学模様をデザインのモチーフにする事を一度はしていると思うのですが、それを強く出している人はあまりいないと思います。
このように考えていくと、磯崎新の次に幾何学模様を多様する建築家としては安藤忠雄が上げられると思います。
色々考えていくと思想や哲学、目的などは違うかも知れないけれど、出来上がった建物を幾何学的に処理して完成しているのは安藤忠雄が続いていると思う。
本などを読んでも磯崎新と安藤忠雄の接点は見つからないのですが、あのレベルの人物ですから接点が無いはずはありません。
ましてや安藤忠雄は丹下健三の作った代々木オリンピックホールの工事中を直接見に行ったり、同時代の若者文化にも造詣が深い人ですから、同じ建築家の磯崎新の存在をどのように感じていてか興味があります。
両者の世代の差は、磯崎新は1931年7月23日生まれ、安藤忠雄は1941年9月約10歳差があります。
もっと歳が離れていればもう意識しない存在になると思いますが、10歳くらいだと逆に最も意識する年代だと思います。
自分自身も幾何学を取り入れる設計をします。
そのルーツをたどる意味でもとても気になる事です。