いつも設計していて思うのですが、寝室ってどの位窓いりますかね?
普通の部屋なら窓多くして光を多く取り入れて開放感も出す。
こんな基本的な事を基本にして設計をしていますが、寝るだけの部屋である寝室を同じ考えで設計しても良いのか悩みます。
今までに育ってきた家は集合住宅で○LDKで分類出来る一昔前の考え方で造られた家です。
○LDK方式は「寝食分離」「食寝分離」など要するに「寝る所と食べる所とくつろぐ所は分けましょう」って考えなのですが、家族全員仲良し家族で一人の時間を考慮していないのですよね。
もちろん家族間のプライバシーはそんなに考慮されていません。
まあ、戦後住む場所が有れば良しとした時代の次に出て来た考え方が大元なので仕方ないと言えばそうですが。
そんな考えで造られた設計の家に住んでいたので、子供の頃や実家暮らしの頃は寝る所と普段生活する所が同じでした。
それが結婚して普段はリビングで生活して、寝室へは文字通り寝る時にしか行かなくなると寝室への考えが変わります。
・寝室へは寝る時に行く
・寝室へは着替える時に行く
・寝室へは一人で物事をする時に行く
この内、着替える時は最低限のスペースが有って寒くも暑くも無ければ良いのであまり寝室の考え方自体に影響しません。
一番影響するのは寝る時です。
僕の場合、寝る時は暗い方が良いので万一昼間寝る時でも窓が無く暗い方が助かります。
ただ、暑い時など風を入れたい時に窓が欲しくなります。
一人で物事する時、具体的には読書・音楽鑑賞・調べ物などですが、これも個人的に夜寝る前にする程度で、本格的になればリビングなどでやるのであまり考え方には影響しません。
もちろん机を置くスペースなど有れば良いですけど。
このような状態で使用していて、最近の設計で「主寝室」「子供寝室」「勉強部屋」「書斎」などそれぞれの用途の為に贅沢に部屋を考えていると寝室、特に「窓」について考えます。
最低限の通風と、朝日を感じる為の窓が有れば良いのでは?
建築基準法では基本的に居室(寝室もこれに当たります)には採光の為の一定基準を満たした窓を設けなければいけないのですが、それも基本的で有って設けない事も可能です。
ただ設けない場合はその対応処置として少し手間が発生します。
そういった事も有るのか、一般的には寝室にも窓を設けるものとして設計する事が多いです。
個人的には先に述べた通り、最低限の通風と、朝日を感じるための窓が有れば良いと考えています。
特に最近は床面積を増やす為に地下部分を利用する事が多いので、寝室を地下に持って来るという思考が多いです。
地下ならば静かですし。
地下に寝室を設ける場合、基本的に天井高が低くなります。
施工費や工期など色々な要因が絡んで。
しかし寝るだけの部屋でしたら、開放性より落ち着きを選ぶと思うので天井高も低くて良いと思います。
このように寝室一つで色々こねくり回して考えています。
これが個人住宅の場合は直接施主に聞いて、話し合いをしながら好みや考えを確認し最適な案を探っていくのですが、集合住宅の場合だとそうは行きません。
集合住宅の場合は売る為に特殊案より一般案です。
そうすると地下の寝室というのは特殊案になります。
ただいま、集合住宅で地下に寝室を設ける案でそのまま進もうか少し考えています。
まあ、地下に寝室設けなくても案は出来るのですが…